顎関節とJ.スプリント(J.Splint)

トップページ
J.Splint症例 T、U
J.Splint症例 V
めまい、ふらつき 
頭痛
(その1, その2, その3)
耳鳴り  
睡眠障害
開口障害
歯ぎしり
ある種の厄介な体の記憶
強烈な肩こり
いびき
歯肉について
歯周疾患から
おわりに

伊沢歯科医院

9:00〜17:00
(休診:木,日,祝祭日)


品川区東五反田
5丁目25番18号
KECビル3階


Tel・Fax
03-3449-0648

 


い び き      


他の診療目的で睡眠時のJ.Splint使用の結果いびきが軽減したり消失する例が多いので、睡眠に関する神経回路及びそのシステムを探究する必要を痛切に感じている。


いびきは睡眠と同時に発現し、Non-Rem期の進行に従いひどくなり、REM期に入ると軽減すると言う。REM期に共通した筋張低下がいびきを軽減するとは考えにくい。


と言うのはいびきは一般に呼吸に伴う空気の流れが、緊張の低下した軟口蓋を振動させる時発生する音なので、REM期には返って憎悪するのではないかと予想されるが、現実には上記のようにREMに軽減すると言う。


 睡眠時の呼吸に関して生理学者勢井宏義先生がBrainMedical 2006,3で次のように記載しておられる。


「レム睡眠期に生ずる自律神経系の乱れは呼吸調節にも表れ、ノンレム期では呼吸は血行と同様一定間隔で安定が維持されるがレム期になると呼吸の速度は一定でなく、数秒間停止したりする。


 昼間の“眠気”はノンレム期に発生する無呼吸により、眠りの深いノンレム期のStageV及びWが削られてしまう為であるが、無呼吸自体はレム睡眠期の方が長く、酸素飽和度の低下も著しいがこの時点ではやはり覚醒がない。


 この時期の呼吸調節は不明な点が多く非常に複雑であるが、色々な実験の結果脳幹にある、或る神経核がレム期の呼吸活動を調節する事がわかった(Prebotzinger核)」


 いびき自体健康で好ましいものではないと思われ、本来のシステムの異状によるものと想像されます。J.Splintで改善される例では、このシステムに何らかの良い影響を与えた結果だと考えています。